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古くは「シャボン」や「カステラ」に始まるカタカナによる外来語の表記、きっと最初はオランダ語辺りからスタートし、各国の単語を何とか誰でも読めるようにししてきました。しかし、そもそもカタカナ語は、日本語のある限り未来永劫続いていくパーマネントなものではなく、他の言葉のように廃れたり、その外来単語を読んでカタカナに書き換えた人の個性、あるいはその時代によって、当然表記は異なる場合があります。すなわち、 英単語「baby」は「ベイビイ」なのか、それとも「ベイベー」なのか(笑) という永遠のテーマに答えられる人は居ません。 カタカナ語は時代によって修正される事がしばしばありますが、無理矢理外国語を変換しているので、読み方が何種類も通ってしまっている事は多々あります。たとえばニューヨークヤンキースの監督が「トーレ監督」なのか「トーリ監督」なのか、また松井秀喜選手の同僚であるホームランバッターが「ジェイソン・ジアンビ」なのか「ジェイスン・ジオンビ」なのか、は非常に迷うところ。また、ドラマーの名前でも「ヘルナンデス」なのか「エルナンデス」なのか、「ウェックル」なのか「ウェッケル」なのか、「ポーカロ」なのか「ポカーロ」なのか・・・(笑) また何かと略して表現するのが好きな日本人。木村拓哉さんの事を「キムタク」、プリントクラブの事を「プリクラ」、ジャズ研究会の事を「ジャズ研」、スタートレックの事を「スタトレ」、そしてガンダムのプラモデルの事を「ガンプラ(笑)」と略してはばかりない日本人。ドラムの世界でも略される言葉のなんと多い事でしょう。 よって、Bass Drum(ベースドラム)を「バスドラ」なんて言うのは当たり前です。 略ではないですが、足で演奏するので「キック」なんて言う場合もあります。 この場合は「キック」ではなく「キック」という発音になります。 ちょっと業界チックというか…、面白いですね、日本語は。 |
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この中のカタカナ言葉(特に略語)が、たとえばアメリカ人に一体どれくらいの割合で通じるのでしょうか。
知らなかった事とはいえ、彼はかなり恥ずかしい思いをしたことでしょう。 ドラムの世界、バンドの世界にはそういう「知らないと恥ずかしい用語」が多々存在しています。いうなればちょっとした業界用語ですね。 |
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ライブやレコーディングなどのマイクを立てる時には、太鼓やシンバルの音を一つづつマイクで拾い、ミキサーで「いい音」や「バランスの取れた音」にしてくれます。ドラムのサウンドチェックの際はだいたいこんな感じ。 | ||||||||||||
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サウンドチェックの際、タムが二つなら「上のタム」と「下のタム」もしくは「フロア」という言い方をする場合が多いです。3つなら「真ん中」とか言う事もありますね。またチェック中、上記の様に「ください」「もらえますか?」と言われても、本当にドラムを外して持って行ってはいけません。当たり前ですが、これらは「音を出してくれ」という意味です。「タムを回して」も実際にタムを手に持ってクルクル回したらキース・ムーンに負けないくらいの伝説になります。まあそれはそれでカッコいいかも(笑) 最後になりますが、サウンドチェックとリハーサルが終了したら必ず「それじゃ本番よろしくお願いします!」という挨拶を忘れないようにしましょう。 |
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