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ちょっと大げさに書きますが、とかくこの世の森羅万象はすべて「原因」と、それがもたらす「結果」で構成されています。 | |||
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ゴルフとドラムを同じ土俵の上に置いて考えてみると
だとしたら、
ということになります。 |
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とかなんとか言っていますが、今さらながらこれをドラムに置き換えて考えると、私恥ずかしながらドラムの練習でこういう当たり前の練習方法を(まったくと言っていいほど)やってこなかったんですよ。誤解がないように弁解すると、もちろん練習はしてました。っていうか「練習をしているつもりだった」と言った方がいいかもしれません。私がやっていた「練習らしきもの」、たとえばそれは手順を考えたり憶えたりする練習だったり、体を動かす筋肉を鍛える練習だったり、要するに叩く事ばかりで、ボールの行方をサッパリ見ていなかった。結局のところ全然「聴」いていなかった。ということです。 | |||
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何となく皆さんの仕事(や社会生活)と一緒だと思いませんか? 結論をいえば、多少(私は非常に)メゲてしまいますが、ミュージシャンとしても人間としても、そういった「実力」を付けなければ、自分が追い求める理想のドラムは叩けないということです。 「いい耳」それは違いを聴き分ける耳 今までの自分の経験、演奏のデータベースとの照合、色んな音楽家の演奏と自分の演奏との比較を可能にする「ポジティブな耳」です。この耳はネガティブな発想からは決して生まれません。 自分のドラムでも他の人の楽器でも、それが「ズレている」とか「モタっている」とかが分からなければどうしようもありません。でも分かる人は分かり、気付く人は気付きます。そして「検証」するときはくれぐれも客観的に。演奏している時の自分のイメージにのめり込み過ぎると、客観性がおざなりになり、問題に気付きづらくなります。 まずは演奏して「何か変だな」と思ったら、また聴いてみて「何か違うな」と感じたら、それを信じて原因を追及する事、そしてその原因をほったらかしにしない事です。それが「問題」なのか「そうじゃない」のかをハッキリさせないと、他のメンバーは「あなたがそれをスルーした」もしくは「解決済みなのだ」とみなしてしまいます。こういうことを続けていくと気付かないうちに自分の周りが火種だらけになってしまい(笑)、バンドの演奏の善し悪しが「あなたの調子次第」という事になってしまいかねません。まずは客観的な自分の耳を信じてみて、次に「俺のドラムを(あるいはこのバンドを)どうにかしていきたい」という確固とした意志があって、そしてポジティブで真剣であれば絶対に「いい耳」は身に付いてくると思います。私はそう信じています。 「いい耳」を養う一番簡単な方法は、ベタですがいっぱい好きな音楽を「真剣に」かつ「細かく」聴く事。本当に一番楽なのはコピーしてしまう事です。コピーする時は自然に何度も聴きますからね。そして好きなドラマーを見つけて、その人の演奏と自分の演奏と比較する事です。好きなドラマーがいない人はこれを機に強引にでも作ってください(笑)好きな曲を叩いているドラマーでイイんですよ。シングルでは難しいですが、アルバムの歌詞カードならだいたい載っています。探してください。もし好きな曲がサンプラーの打ち込みドラムだったら・・・ メゲずに機械みたいなドラムを叩くか、 プログラムした人のファンになりましょう(笑)<続く>
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