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しかし(最初に言っておきます、これは文句ではありません)Commerzという友人同士で組んでいるバンドは、私が考えていたよりも「全然ライブをやらず」冷静に考えてみても、ほとんど「リハーサルを行う為にバンド活動をしている」という実に内向的、かつ閉鎖的なバンドで(笑)ここ数年ライブを1度も行っていません。メンバーの大半は私とは違い、それぞれ責任ある仕事に付いており、非常に多忙になってきているので、この頃では1ヶ月に2度リハーサルをやれば良い方です。最初の頃は「なんて打っても響かない連中なんだ!!」と歯ぎしりをしたものですが、それでも私を誘ってくれた彼らが、それで満足だったり楽しいのであれば、まあ良いんじゃないかと、最近では思っています。ですから「これじゃあドラムセット買っても使わないなあ」と購入はあきらめていました。 | |||||||||||||||||||||
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新品のドラムセットを購入するのははじめての経験。まずはショップに行き、カタログをもらってきます。スネアやシンバルやシンバルスタンド、その他のハードウェアは手持ちのもので充分です。よって今回必要なのは「ドラム本体」私の立てた予算は35万円程度、これにはケースの金額も入っています。ケース(それもハードケース)はとても大切です。ドラムというのは円いので、ケースに入れて運ばないと、クルマの中でゴロゴロ転がってしまい(それは極端ですが)かなり楽器によろしくありません。ケースの価格もピンキリなのですが、比較的安価なタイプを必要最小限で狙い撃ち買いするとして、ドラム本体にかけられる予算は上限30万程度にしました。この価格なら、日本のメーカーの製品ならハイエンドに近いものが選べます。今回海外製品は全く考えませんでした。まずはアタマをクリアにします。メーカーそれぞれに対する先入観とこだわりを一切なくしてカタログを熟読。そして自分の経験と照らし合わせて、どのメーカーのどのモデルにするかを検討しました。 | |||||||||||||||||||||
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二宮金次郎のように、カタログを見ながら前傾姿勢で何度もショップへ足を運びます。そして振り落とし作業が始まります。ここからがインネンの嵐です(笑)一つ試奏しては振り落とし(試奏すると逆に振り落とせなくなる事も多いです)行く先々の店員にメーカーの評判を訊いては振り落とし(店員さんにも好きなメーカー、嫌いなメーカーがあって、さらに色々ウラ話が訊けて面白い)タムのマウント(取り付け方法)が気に入らないと振り落とし、ほぼ決まりかけても、欲しいカラーが3ヶ月納期と聞き振り落とし、そんなこんなを2週間ほどやって最終的に残ったのはタマのStarclassicでした。 先日スネアを買ったCANOPUSも実際に直営ショップに出掛け、検討しました。気に入ったモデルもあり、見積りを取りましたが、納期的にもギリギリで、ちょい予算オーバーだったので今回は断念しました。サウンドは最高でしたよ! Starclassic Maple
まるでカタログから飛び出したようなスペックです(笑)私が注文したモデルは、俗に言うツータムツーフロアと呼ばれるセットでした。 おぃら、今さっき注文しちゃったよぉ・・・・ ほぼ「北の国から」の田中邦衛状態です。じわじわと充実感が体を襲います。仕事中だろうが、何だろうが、誰彼構わず電話を掛けまくりました。「買ったよ、買ったよ、おいら遂に買ったんだよ!」本気で興奮していました。しかしこんな興奮は序章に過ぎませんでした。<続く>
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