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宅配ピザのLサイズ相当の直径14インチ、そして深さ5.5インチ。このシェルサイズはスネアドラムとしてオーソドックスなものですが、当時は(ハードロックドラマーがよく使っていた)6.5インチなどの『深胴』全盛時代だったので、それしか知らなかった私は、5.5インチという『浅胴シェル』の想像以上の敏感な反応にとても驚きました。 音が伸びる伸びる、 スナッピーの残響が収まらない収まらない(笑) とにかく反応がよく鳴りっぱなしの楽器です。金属銅と木胴の音の差、その使い心地、このスネアを購入してから「スネアのサウンド」というものに敏感になれたような気がします。その触っただけで分かる高級感。チューニングボルトを締める感覚ひとつとっても、学校で使っていたような安楽器とはワケが違いました。 全てがはじめての経験、そして驚きの連続でした。スナッピーを止める部分がテープではなくコード(紐)だったという衝撃(当時テープ以外のものを見た事がなかったのです)いつぞやのライブ中にそのコードが切れるというトラブルにも見舞われてさらにビックリ!交換するヘッドの種類、その張り具合によって、キャラクターの変わる部分と変わらない部分の発見。このスネアに関しては、すぐに出したいと思う音を出せる自信があります。その楽器を「よく知る事の大切さ」も教えてくれました。 私はそれまで、純粋なメイプルシェルのスネアを購入した事も、しっかりとその楽器に向き合った事も、しっかりチューニングを勉強しようとした事もありませんでした。思い返すとこのスネアドラムを手に入れた事実は、私の演奏生活を続けていく上で、非常に重要な役割を担ってくれたと思います。ショップで他のスネアドラムを試奏していても、常にこのモデルと比較している自分がいるんですね。間違いなく私のスタンダードスネアだと思っています。 先日スナッピーのバット部分(スイッチ側じゃない方)の調子が悪くなったので ヤマハに入院させていました。 実は買った当初から少し調子が悪かったのですが「ヒモで止めるスナッピーは、きっとこういうものなのだろう」と思い込んでいました(笑) せっかくだから悪いところは全部直してちょうだい!!という感じで、10年目にしてオーバーホールです。先日修理が終わり帰ってきたのですが、帰ってきたスネアに思いもよらない驚愕の事態が!! あまりに面白かったので詳しくは後日報告します。 YAMAHAドラム ホームページはこちら http://www.yamaha.co.jp/product/drum/ |
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